
非等価ボーダーは何回?交換率×持ち玉比率を6000万回転で検証
等価ボーダー18回の架空モデルでは、28玉交換の損益分岐は現金のみ20.16回、持ち玉50%で19.08回/千円です。利益は保証しません。
執筆・検証:archivefan編集部
運営者の旧実戦ブログ「稼動日記と日々のアーカイブ」↗この記事の要点
- 28玉交換は現金のみ20.16回、持ち玉50%なら19.08回/千円
- 20回/千円の損益分岐に必要な持ち玉比率は、28玉7.4%、30玉44.4%、33玉65.3%
- 4交換率×5持ち玉比率を各30 Seed・合計60,000,000回転で理論照合
- ボーダーは長期平均の損益分岐であり、当日の勝敗や利益を保証しない
比較結果
交換率×持ち玉比率の非等価ボーダー早見表
4円貸し・等価ボーダー18回/千円の架空モデルです。数値は平均払出価値と加重平均投入価値が釣り合う理論回転率です。
| 交換条件 | 持ち玉0% | 25% | 50% | 75% | 100% |
|---|---|---|---|---|---|
| 25玉(4.00円/玉) | 18.00回 | 18.00回 | 18.00回 | 18.00回 | 18.00回 |
| 28玉(3.57円/玉) | 20.16回 | 19.62回 | 19.08回 | 18.54回 | 18.00回 |
| 30玉(3.33円/玉) | 21.60回 | 20.70回 | 19.80回 | 18.90回 | 18.00回 |
| 33玉(3.03円/玉) | 23.76回 | 22.32回 | 20.88回 | 19.44回 | 18.00回 |
理論表。25玉は4円等価です。持ち玉比率は通常時回転のうち持ち玉で回した割合。貯玉手数料、再プレー上限、最低景品、端玉は含みません。
答え:非等価ボーダーは交換率と持ち玉比率で決まる
等価ボーダー18回/千円を起点にすると、28玉交換は現金投資だけなら20.16回、持ち玉50%なら19.08回、持ち玉だけなら18回です。交換時に1玉3.571円でも、持ち玉をそのまま再使用する回転には4円と交換価値の差が直接かかりません。
実回転率を20回/千円へ固定すると、28玉交換は持ち玉比率7.4%以上で理論上の損益分岐を超えます。30玉交換は44.4%、33玉交換は65.3%が境目です。これは長期平均で、短期の勝敗予測ではありません。
式:現金と持ち玉の投入価値を加重平均する
貸玉単価をL円/玉、交換価値をE円/玉、等価ボーダーをB回/千円、持ち玉比率をhとします。非等価ボーダーは B×{h+(1−h)×L/E} です。h=0なら貸玉と交換の差をすべて受け、h=1なら持ち玉の機会価値で投入と払出を比べるためBへ戻ります。
1回転期待値は、平均払出価値 E×250/B から、現金投資 (1−h)×1000/R と持ち玉投入 h×E×250/R の和を引きます。Rは実回転率です。交換率だけで補正する式より、どれだけ現金を使ったかを分けて扱えます。
検証条件:20条件×30 Seed×10万回転
交換条件は25・28・30・33玉/100円、持ち玉比率は0・25・50・75・100%です。全20条件を各30 Seed×100,000回転、1条件300万回転、合計60,000,000回転で実行しました。
通常時は架空の1/319.7独立抽選です。大当り1回の平均払出を4,440.278玉に固定し、4円等価で18回/千円が損益分岐になるよう設計しました。乱数は本体と同じSeededRandom、生成日時は2026/8/16 22:38:25です。
Seed範囲はSEO-NON-EQ-25-0-001-20260816からSEO-NON-EQ-33-100-030-20260816。再現JSONには600 Seedの初当り件数、実測持ち玉比率、収支、平均、中央値、標本標準偏差、P05・P95を保存しています。
- 貸玉4円、等価ボーダー18回/千円
- 実回転率20回/千円を固定した感度分析
- 持ち玉回転か現金回転かを独立に割り当てる加重平均モデル
- 出玉削り、貯玉手数料、再プレー上限、最低景品、端玉は対象外
実測:理論値の周りにSeed差が残る
28玉交換・20回/千円・現金のみの理論値は-0.397円/回転、300万回転実測は-0.094円でした。持ち玉50%は理論+2.282円、実測+1.736円です。
持ち玉50%の各10万回転・30 Seedは、平均+1.736円、中央値+1.276円、標本標準偏差2.695円、P05〜P95は-1.126〜6.280円/回転でした。
全20条件の実測平均は、理論値から4標準誤差以内に収まりました。ただし、10万回転単位でもSeedごとの幅は残ります。損益分岐を超えた回転率が、その日のプラスを意味するわけではありません。
交換率が同じでもボーダーが一つに決まらない理由
現金で借りる玉は1玉4円ですが、持ち玉を使うときの投入価値は交換すれば得られた金額です。非等価ではこの2つが一致しないため、現金投資の割合が高いほど必要回転率が上がります。
実戦へ当てはめるなら、店舗表示の交換条件、通常時総回転、現金で回した回転、持ち玉で回した回転を同じ日の定義で記録します。持ち玉比率を推測だけで固定すると、表のどの列を使うかがずれます。
28玉・30玉などの表記は100円相当へ必要な玉数です。28玉なら1玉約3.571円、30玉なら約3.333円です。最低景品や端玉処理で実際の受取額は連続値にならないため、小額交換では別途確認が必要です。
分かること・分からないこと
分かるのは、等価ボーダーを起点に、交換率と持ち玉比率を同じ式へ入れて損益分岐を比較する方法です。4交換率×5持ち玉比率の理論値、6000万回転実測、600 Seedの分布は公開JSONと生成スクリプトで再現できます。
分からないのは、特定機種・特定店舗の正確な期待値です。実機では大当り出玉、RUSH、残保留、電サポ中の増減、削り、再プレー上限、手数料、最低景品、端玉、持ち玉へ移る時刻が加わります。
ボーダーは長期平均の基準です。実戦結果や利益を保証しません。上回っていても当日の勝利を意味せず、予算上限や終了時刻を延ばす根拠にはなりません。
出典
定義・計算の参照資料
- [1] 玉数⇔円・換金率早見表 ↗
パチマガスロマガ — 25玉=4円、28玉=約3.57円、30玉=約3.33円など、玉数表記と1玉あたり価値の対応確認に使用。
参照日 2026-08-16
- [2] Measures of Location ↗
NIST / SEMATECH — 理論期待値と実測平均・中央値を分けて扱い、分布の中心を確認する技術資料として使用。
参照日 2026-08-16
- [3] Measures of Scale ↗
NIST / SEMATECH — Seed別の標本標準偏差とP05〜P95を、平均とは別の散らばり指標として解釈するために使用。
参照日 2026-08-16
- [4] 初心者にもわかるスペックの見方〜パチンコ篇〜 ↗
SANKYOオンライン博物館 — 実機の期待値には大当り確率だけでなく、RUSH・時短・出玉構造が関わることを確認する一次資料として参照。
参照日 2026-08-16
計算と根拠
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疑問を解消
よくある質問
Q. 28玉交換のボーダーは何回ですか?
等価ボーダー18回の架空モデルでは、現金のみ20.16回、持ち玉50%で19.08回、持ち玉100%で18回/千円です。機種条件と持ち玉比率で変わります。
Q. 非等価ボーダーはどう計算しますか?
等価ボーダーB×{持ち玉比率h+(1−h)×貸玉単価÷交換価値}です。貸玉4円、28玉交換なら交換価値は100÷28円/玉です。
Q. 持ち玉比率100%なら非等価でも等価ボーダーですか?
今回の単純モデルでは一致します。現金で新たに借りる玉がなく、投入玉と払出玉を同じ交換価値で評価するためです。再プレー手数料や上限があれば別です。
Q. 20回/千円なら28玉交換でもプラスですか?
この架空モデルでは持ち玉比率が約7.4%以上なら理論上の損益分岐を超えます。ただし、実在機種の条件や短期の勝敗を示すものではありません。
Q. 交換率だけ分かればボーダーを出せますか?
足りません。等価ボーダー、貸玉単価、交換価値、現金投資率または持ち玉比率をそろえます。再プレー条件や出玉削りも実戦値へ影響します。
Q. ボーダーを上回ればその日も勝てますか?
保証されません。ボーダーは反復したときの平均損益分岐で、1日の収支は初当りと出玉のばらつきで大きく動きます。