本文へ移動

archivefan / 研究

検証記事

結論・条件・結果・限界を同じ順序で確認できます。

確率を計算
期待値の直線を中心に、密度の違う2本の確率経路が分岐する東京喰種399・999収支比較の抽象データアート
データ分析読了目安 15分 ・ 更新 2026/09/24

東京喰種399・999シミュレーターは信用できる?1パチ・4パチ収支比較

先に結論です。今回の4パチ比較条件では、通常時2,000回転のプラス率は399が51.8%、超デカ999が23.0%で、399が上回りました。シミュレーターの標本平均は通常時200万回転で理論平均に対し399が0.20%、999が-0.10%の差でした。ただし、これは公表スペックと今回の入力条件の範囲を検証した結果で、実戦の利益を保証しません。

執筆・検証:archivefan編集部

この記事の要点

  • 4パチ・2,000回転では、399の平均収支は+22,635円、999は−32,944円
  • 同じ条件のプラス率は399が51.8%、999が23.0%。今回の条件では399が上回った
  • 600経路の平均と理論平均の差は200万回転時点で399が0.20%、999が-0.10%
  • 1パチは、同じ玉の動きなら勝敗の順番は変わらず、動く金額が4パチの4分の1になる
  • 実戦で先に確認するのは、機種名より千円あたりの回転数・交換率・持ち玉の割合

自分が打つ条件で計算する

399か999を選び、1パチ・4パチ、千円あたりの回転数、交換率を入力してください。

先に比較表を見る ↓

比較結果

2,000回転で、勝ち負けはどこまで振れるか

4パチは20回/千円、1パチは80回/千円で比較しました。平均だけでなく、実際に起こりやすい収支の幅も示します。

条件2,000回 期待値2,000回 中央値2,000回 9割の収支範囲2,000回 プラス率200万回 9割の収支範囲
東京喰種 1/399.9・4パチ+22,635円+7,160円−80,620円〜+190,814円51.8%+18,019,583円〜+27,363,992円
東京喰種 1/399.9・1パチ+5,659円+1,790円−20,155円〜+47,703円51.8%+4,504,896円〜+6,840,998円
東京喰種 超デカ 1/999.9・4パチ−32,944円−55,540円−96,580円〜+104,402円23.0%−36,391,876円〜−29,759,812円
東京喰種 超デカ 1/999.9・1パチ−8,236円−13,885円−24,145円〜+26,100円23.0%−9,097,969円〜−7,439,953円

各条件600経路。『9割の収支範囲』は、結果の下位5%と上位5%を除いた範囲です。公表出玉に実獲得補正95%を掛け、持ち玉比率は50%。右打ち中の時間は通常回転数へ含めません。

01

結論:この条件では399。ただし回転率が変われば逆転する

今回の4パチ条件では、2,000回転の平均収支は399が+22,635円、999が−32,944円でした。プラス率と中央値も399が上回っています。

ただし、この比較は両機種とも20回/千円、実獲得95%、持ち玉50%にそろえた結果です。実際の台が何回回るかを入れ直さなければ、自分が打つ台の答えにはなりません。

期待値は同じ条件を長く繰り返したときの平均です。1日の収支はRUSHの入り方や出玉の連なりで大きく変わるため、平均額だけでなく下の収支範囲も確認してください。

東京喰種399の4パチを通常時200万回転まで回したとき、累積期待値+22,635,481円の直線に対し、下位5%から上位5%付近の代表5経路が上下へ分かれて進む
経路図。黄破線は累積期待値、実線は600経路から最終収支が下位5%・25%・中央値・上位25%・5%付近になる経路を選んだものです。良い結果だけを抜き出していません。
02

2026年9月24日の再計算について

大量の乱数を連続生成した際に整数精度が失われる不具合を修正しました。同じSeed・条件で全600経路を再計算し、表・図・再現JSONを差し替えています。乱数方式はmulberry32-uint32-v2です。理論期待値とメーカー確認値は変わりません。

03

399と999では「当たり」の数え方が違う

東京喰種399の図柄揃いは約1/399.9ですが、喰種チャージを含む通常時イベントは公式表記で約1/199.9です。超デカ999は図柄揃い約1/999.9、チャージ約1/538.3を合わせた大当りが約1/349.9です。記事の経路計算は後者を使います。

当選後も同じではありません。399はST130回、右打ち図柄揃い約1/95.3、3,000個97%・6,000個3%。超デカ999はST5回、約1/7.7、当選後に3,000個の50%上乗せループを持ちます。表示分母だけを1/399から1/999へ置き換える計算では再現できません。

公式資料にある約表記を使い、未公表の内部値は推測していません。399の6,000個後にある「+α」も定量化できないため6,000個までです。

東京喰種399は図柄約1/399.9からチャージ込み約1/199.9、超デカ999は図柄約1/999.9からチャージ込み約1/349.9へ分け、RUSHと出玉ループを別状態にする構造図
状態構造図。図柄揃いの呼称と、通常時イベントの計算分母を分けています。右打ちも継続率1個へ丸めず、STと上乗せループを別状態にしています。
04

シミュレーターは信用できる?4つに分けて確認する

答えは『公表スペックと入力条件の範囲なら検証できるが、未来の収支予言ではない』です。信頼性は、一次資料、状態遷移、利用者入力、モンテカルロの標本誤差に分けて確認します。平均が理論値へ近いだけで、実店舗の削りや回転ムラまで正しいとは言えません。

4パチ600経路を通常時200万回転まで進めると、399の標本平均は+22,680,579円、理論平均は+22,635,481円で、相対誤差は0.20%、z値は0.39でした。999は標本平均−32,977,164円、理論平均−32,944,085円、相対誤差-0.10%、z値-0.39です。両方とも相対誤差1%以内かつ|z|1.96以内の検証条件を通過しました。

この一致が示すのは、保存したSeedと状態モデルのもとで計算処理が理論平均と矛盾していないことです。2,000回転の1経路は大きく外れます。交換率、持ち玉比率、実測回転率を自分の条件へ直し、結果は平均と収支範囲の両方で見てください。

通常時200万回転の600経路平均と理論平均の相対誤差は、東京喰種399が0.20%、超デカ999が-0.10%で、どちらも検証基準のプラスマイナス1%以内
理論値照合。緑の帯が相対誤差±1%の検証範囲、点が各モデルの600経路平均です。標準誤差で割ったz値も|1.96|以内か確認しています。
パチンコシミュレーターの信頼性を一次資料、状態遷移、利用者入力、モンテカルロ標本誤差の4層に分け、各層の確認済み項目と残る限界を示す図
誤差予算図。一次資料と状態遷移が合っていても、利用者入力や実店舗条件が違えば答えは変わります。未確認部分をPASSへ読み替えていません。
05

2,000回転では、平均どおりに終わるとは限らない

399・4パチの平均収支は+22,635円ですが、600経路の真ん中は+7,160円、下位5%点は−80,620円でした。「平均が約2.3万円なら、普通の1日もその辺」とは読めません。

超デカ999・4パチは平均−32,944円、真ん中−55,540円、9割の収支範囲は−96,580円〜+104,402円でした。図柄の1/999だけを見ると、チャージと右打ち出玉の違いを見落とします。

これは機種推奨ではありません。20回/千円、実獲得95%、持ち玉50%という比較用条件でのモデル結果です。実測回転率が変われば期待値と勝率も変わります。

通常時2,000回転で9割が入る収支範囲は、399・4パチが−80,620円〜+190,814円、超デカ999・4パチが−96,580円〜+104,402円で、1パチは同じ経路を4分の1の円尺度で示す
短期分布。水色が結果の9割が入る範囲、白菱形が中央値、黄丸が期待値です。点と帯の距離から、平均だけでは見えない偏りと幅が分かります。
06

長く打つほど平均に近づくが、差は残る

399・4パチは200万回転で、下位5%点が期待値より-20.4%、上位5%点が+20.9%です。短期より平均へ近づきますが、600経路は完全には重なりません。

超デカ999・4パチでは、期待値−32,944,085円に対して9割の経路が約-10.5%〜+9.7%に入りました。機種ごとに1回の出玉が違うため、平均へ近づく速さも同じではありません。

長期比較では、金額だけでなく期待値から何%離れたかも見ると整理しやすくなります。長期の結果も次回の勝敗を保証しません。

通常時200万回転の4パチで、399の中央90%は期待値比-20.4%から+20.9%、超デカ999は-10.5%から+9.7%に収まる
長期の相対差。各機種の累積期待値を0%として、結果の9割が入る範囲を表示します。絶対額は大きくても、期待値に対する差の割合は小さくなります。
07

1パチは、勝率より動く金額が小さくなる

1パチは1円貸し・100玉交換・80回/千円、4パチは4円貸し・25玉交換・20回/千円とし、1玉あたりの回転効率をそろえました。同じ乱数の開始値を使うため、当選回転と払出玉の動きは同じです。違うのは1玉の円価値です。

399の2,000回転は、4パチの中央値+7,160円に対し、1パチの中央値+1,790円です。収支の幅と期待値もすべて4分の1になります。プラス率はどちらも51.8%で変わりません。

実店舗では1パチと4パチで回転率や交換条件が同じ比率とは限りません。今回の比較は貸玉単価だけの効果を分離するための条件です。自分の台では、実測回転率と交換玉数をツールへ入れ直してください。

08

計算条件と再現方法

通常時は1回ずつ200万回ループする代わりに、幾何分布から次の初当りまでの外れ回数を直接引きます。当選後は初回振り分け、ST、RUSH、上乗せループの順に計算します。同じ乱数の開始値(Seed)なら結果を再現できます。

各条件600経路、チェックポイントは2,000・20,000・50,000・100,000・200,000・400,000・600,000・800,000・1,000,000・1,200,000・1,400,000・1,600,000・1,800,000・2,000,000回転です。分位点はHyndman-Fan type 7(昇順配列の位置 (n-1)p を線形補間)。4条件の最大到達回転を合計すると4,800,000,000回転相当です。

再現JSONには条件、公式資料、モデル制約、全経路の各チェックポイント、代表経路、期待値、中央値、下位5%点・上位5%点、プラス率を保存しています。グラフの元データを画像だけに閉じ込めていません。

信頼性JSONには元データのSHA-256、各チェックポイントの理論平均・標本平均・標準偏差・標準誤差・z値、1円と4円の16,800点照合を保存しています。

  • Seed:ARC-TOKYO-GHOUL-PATHS-1-V1(399・999で機種状態が異なる)
  • 標本数:各条件600経路、4条件で2,400経路
  • 最大通常回転数:各経路200万回転
  • 分位点:type 7線形補間、P05・中央値・P95
  • 実獲得補正:公表出玉の95%、持ち玉比率50%
  • 利益保証:なし。将来の遊技結果を予測するデータではない
09

この結果を、そのまま実戦へ当てはめない

今回のモデルは、メーカーが公開した確率と出玉振り分けを再現するものです。右打ち中の所要時間、止め打ち、オーバー入賞、入賞ムラ、店ごとの削り、交換条件、貯玉上限は含みません。

約1/399.9などの公表値には丸めがあります。399の6,000個後にある+αのように、一次資料だけでは数量化できない部分は除外しました。分からない数値を都合よく補っていません。

期待値がプラスでも、短期の勝利や利益は保証されません。遊技予算と終了時刻を先に決め、生活費や借入金を使わないでください。やめたいのにやめられない場合は、計算より公的な相談窓口を優先してください。

出典

定義・計算の参照資料

  1. [1] e東京喰種 公式サイト・スペック ↗

    株式会社ビスティ / SANKYO — 図柄揃い約1/399.9、チャージ込み約1/199.9、ST130回、右打ち出玉振り分けの確認に使用。

    参照日 2026-08-26

  2. [2] e東京喰種 超デカ 超一撃 ver. 公式スペック ↗

    株式会社ビスティ / SANKYO — 図柄揃い約1/999.9、チャージ約1/538.3、合算約1/349.9、ST5回、3,000個上乗せ構造の確認に使用。

    参照日 2026-08-26

  3. [3] SANKYOオンライン博物館・東京喰種 ↗

    株式会社SANKYO — 導入時期とメーカー公式機種情報の照合に使用。

    参照日 2026-08-26

  4. [4] Geometric Probability Density Function ↗

    NIST / SEMATECH — 次の初当りまでの外れ回数を直接標本化する幾何分布の定義確認に使用。

    参照日 2026-08-26

  5. [5] パチプローズ勉強会 ↗

    旧パチプローズ(Amebaブログ) — 仕事量の累積線と実収支の経路を分けて見せる、シリーズの問題設定として参照。数値は本記事の再計算値へ置換。

    参照日 2026-08-26

  6. [6] 牙狼〜魔戒の花〜VS北斗無双ver319 収支考察 ↗

    旧パチプローズ(Amebaブログ) — 短期2,000回転と長期200万回転、機種別収支分布を同じ軸で比較する記事設計として参照。元画像ではなく現行モデルで再計算。

    参照日 2026-08-26

計算と根拠

詳しく確認する

疑問を解消

よくある質問

Q. 東京喰種399と999はどちらが勝ちやすいですか?

図柄確率だけでは決まりません。今回の比較条件では2,000回転のプラス率は399が51.8%、超デカ999が23.0%で399が上回りましたが、20回/千円・実獲得95%・持ち玉50%という仮定です。実測回転率と交換条件が変われば結果も変わります。

Q. パチンコシミュレーターの結果は信用できますか?

公表スペックと入力条件の範囲で検証できます。600経路の平均と理論平均の相対誤差は通常時200万回転で399が0.20%、999が-0.10%でした。ただし、実店舗の削りや回転ムラ、未来の収支は保証しません。

Q. 1/999.9をそのまま通常時の大当り確率に使いますか?

使いません。1/999.9は図柄揃いで、喰種チャージ約1/538.3を含む大当りは公式表記で約1/349.9です。経路比率とRUSH振り分けを分けて計算します。

Q. 1パチにも対応していますか?

対応しています。記事では1円貸し・100玉交換・80回/千円を使い、4パチ20回/千円と1玉あたりの回転効率をそろえています。計算ツールでは回転率と交換玉数を変更できます。

Q. 2,000回転の期待値がプラスなら勝てますか?

保証されません。399・4パチは期待値約22,635円でも、今回の下位5%点は−79,480円でした。平均、中央値、収支の幅、プラス率を分けて見てください。

Q. 200万回転なら必ず期待値へ一致しますか?

必ず同額にはなりません。回転数が増えるほど期待値に対する相対差は縮みやすくなりますが、有限回の経路差は残ります。

Q. シミュレーションのSeedは公開されていますか?

公開しています。再現JSONにSeed、全経路のチェックポイント、分位点法、モデル条件を保存しています。

Q. 右打ち中の時間も2,000回転に含みますか?

含みません。記事の回転数は通常時だけです。右打ち時間を含めた時給換算には別の所要時間モデルが必要です。

関連記事

次に読む記事